【学校のプロフィール】
本校は、荒尾市北東部に位置し、東に自然豊かな小岱山、南西に有明海や雲仙が展望できる。広大な敷地が楠等の大木に囲まれており、生徒の育成に適した環境となっている。平成19年度まで、農村部の平井小学校区と三池炭鉱の一大社宅を持った緑ケ丘小学校区からなり、昭和30年代には生徒数が1500人を超える時代もあった。しかし、経済構造の変化や石炭産業の衰退などにより、荒尾市の主幹産業であった三井三池炭鉱(四ツ山坑、万田坑)も平成9年に閉山となったため、数多くあった炭鉱住宅もすべてなくなり、一時は生徒数も300人を割った。
その後、リゾート開発、商業施設、娯楽施設、振興住宅・マンション等の開発地として変貌している。地域状況の変化に伴う荒尾市の学校規模適正化の取組で、平成19年度末に荒尾第五中学校が閉校したことにより、平成20年度から旧荒尾第四小学校区の生徒が本校に通学することとなった。平成26年にはさらに校区が見直され、これまでの平井小学校、緑ケ丘小学校に加え、中央小学校からの新入生を迎えることとなり現在では500人を超える生徒が本校に通っており、荒尾市にある3つの中学校では一番生徒数が多い学校になった。
本校には、良き伝統として「好きです三中」というスローガンがあり、生徒会活動とともに生徒の愛校心の涵養に役立っている。年を経る毎にその心が地域にも広がっている。また、平成8年度から職業体験学習、平成13年度から勤労体験学習を取り入れキャリア教育と地域に学ぶ教育を進めている。令和4年度からは学校運営協議会が発足し、コミュニティ・スクールとして地域とともに生徒の育成にあたっている。また生徒主体で、立ち止まってあいさつ・さわやかなあいさつの日常化。無言清掃から一歩進め現在は無音清掃の実践などに力を入れている。このことが生徒の「心磨き」、「自主性の伸長」につながっている。
現在はすべての生徒の「将来の夢の実現」を目指して生徒を中心に五者(生徒・学校・家庭・行政・地域)連携で教育実践を行っている。
【学校沿革史概要】
昭和22年度 4月:開校、荒尾市立荒尾第三中学校と称する
23年度12月:平井小学校と校舎併用、本井手700番地に校舎新築竣工
25年度 5月:運動場拡張(1200坪)、校門東側土手竣工
35年度 4月:万田地区に分室設置
36年度 9月:三中分室が荒尾第五中学校として独立
38年度 4月:運動場西側土手工事竣工、理科室・技術室新築
40年度 8月:プール完成、校歌制定
42年度 5月:新校舎落成
45年度 3月:体育館新築落成
46年度 2月:進路指導研究発表会
54年度 2月:校門、裏門のフェンス新設
62年度 9月:新校舎落成、校旗新調
平成 4年度 5月:運動場指令台寄贈、優勝旗寄贈(PTA)
9年度11月:創立50周年記念式典
24年度 4月:武道場完成
25年度 2月:校舎増築工事祈願祭
26年度 2月:新校舎完成
3月:グラウンド補修
28年度 4月:第70回入学式(新入生164名、全校生徒513名)
3月:グラウンド南側に新プール、体育館南側に駐輪場増設が完成
29年度 4月:第71回入学式(新入生167名、全校生徒529名)
30年度 4月:第72回入学式(新入生174名、全校生徒515名)
31年度 4月:第73回入学式(新入生160名、全校生徒504名)・・・・5/1から令和元年度
令和 2年度 4月:第74回入学式(新入生163名、全校生徒501名)
3年度 4月:第75回入学式(新入生161名、全校生徒492名)
11月:荒尾市教育委員会指定「生徒指導」研究指定校研究発表会
4年度 4月:第76回入学式(新入生185名、全校生徒518名)
5年度 4月:第77回入学式(新入生174名、全校生徒524名)
12月:プール東側駐車場完成
6年度 4月:第78回入学式(新入生191名、全校生徒553名)