湯浦中ブログ

亀城ヶ丘だより

【OM先生の中学時代2】020503

 この仕事を始めて、母校に勤める機会があった時に知ったのですが、私が中学生の頃は、母校は周りの学校から体育学校と呼ばれるくらい部活動が盛んだったそうです。確かに、中体連の優勝旗が多かったような気がします。部活だけではなく、全部活動が朝練をしていましたし、木曜日だけ掃除なしで昼休みがその分多かったです。それで何をするのかというと、先生たちとサッカーで勝負していました。校長、教頭先生も出てきて本気でサッカーをやっていました。そのおかげか、職員室は行きやすかったです。結構職員室に行っては、先生たちと雑談をしていました。

 昔はまだ厳しくなかったので、落ち葉を集めて焚火をグラウンドの隅でやっていました。学校行事で、サツマイモ栽培、茶摘み、梅ちぎりなどをやっていて、サツマイモができると、3日に1度、技術の先生がイモをふかして各学年に配っていました。小さい芋は、グラウンドの焚火場所においてあって、部活が始まる前に焚火にくべて、部活が終わると焼き芋がいい具合にできていたので、みんなで食べて帰っていました。

 今思うと、たくさんの良い経験をさせてもらっていたのだなと思います。(OM)

 

【OM先生の中学時代1】020502

先生方の中学生時代を時々紹介します。トップバッターは社会科のOM先生です。

球磨郡の上村立(うえそんりつ)上村(うえむら)中学校(現あさぎり中学校)出身

 とにかく部活第一の生活でした。

 小学校中学年くらいから、陸上競技の長距離に目覚めました。(それまで何もとりえがなかったのですが、努力すれば結果が出ることにとりつかれました。)先輩にも恵まれて、人吉球磨では強いといわれていたので、練習環境にも恵まれ、とにかく楽しくて毎日部活に行っていました。暇さえあれば、部室に集まっておしゃべりしたり陸上の雑誌を読んだりしていました。休みの日も、自然と夕方に部室に集まって、一緒に自主練したりグラウンドでサッカーをしたりして遊びました。中学校時代は家にいることがなくて、部活の先輩や友達と一緒にいることがほとんどでした。ここで、人付き合いを学んだような気がします。

 勉強もちゃんとしていました。授業も、ちゃんと受けるのが当たり前で授業中に寝るなんて考えもしなかったし、居残りもいなかったように思います。授業が終わったら、放課後はすぐ部活が当たり前だと思っていました。とてものびのびと過ごしやすい学校でした。(OM)

【家庭訪問】020501

 昨年の今日は、改元で全国が祝賀ムードに溢れていました。ずいぶん昔のことのように感じます。

 家庭訪問は大変お世話になりました。新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクを着用し、玄関先で距離を空けてと変則的な方法で行いました。

 私が田浦中生の頃は、家庭訪問期間は午前中授業で午後は長い長い部活動でした。1・2年生の時は、家庭訪問の日に部活を抜けることができて嬉しかったことを思い出します。今の部活動の上下関係は羨ましいくらい仲良しですね。私たちの頃は、歯の治療に行くにも、上級生から「ビンタ一発打たれて」行かないといけないという訳の分からない時代でした。

 初任校は西合志南中でした。熊本市のベッドタウンのため、狭い校区に1学年7クラスの住宅が密集していました。1学期途中まで車を持っていなかったので自転車で回りましたが、一件目で大きなスイカをいただき、前かごに入れたままの家庭訪問でした。

 異動した人吉二中では畑が広がる風景の中、幹線道路へ出る道を見失い、30分ほどさまよいました。生徒に狭い道を案内され崖ぎりぎりを通ったこと、2年連続で同じ生徒が親に家庭訪問のプリントを渡しておらず、誰もいなかったこと…。スマホもカーナビもなかったころの思い出です。(H)

 

【休校中の家庭学習】020430

 芦北町教育委員会では、新型コロナウイルス感染症の一層の感染拡大防止を図るため、熊本県教育委員会の対応に準じ、休業(休校)期間を5月31日(日)まで延長することとなりました。

 芦北町立の3中学校では、5教科担当の先生が分担して、教科書を使った家庭学習の進め方の手引きを作成することにしました。毎週1回の学年別分散登校の日に見取りを行い、次の週の課題を配付する予定です。

 私も他管内に勤務している息子と歴史人物の一問一答集を作成しています。久しぶりに教科書を隅々まで読むとなかなか面白いですね。私たちが中学生の頃は、世界最古の人類はピテカントロプス・エレクトゥスと習っていましたが、新たな発見があったため、現行の教科書ではサヘラントロプス・チャデンシスです。

 現行の教科書では渋沢栄一、津田梅子は本文外のトピックに、北里柴三郎は本文に細字で記されていますが、次は本文太字になるのかな?などと想像しながら読んでいます。(H)

 

【湯浦中の歴史4】020429

最終回です。先日、新聞記事を紹介した藤井瑞希選手の記録が輝いています。

平成21年 中村和長(137人)文科省指定道徳教育実践事業

平成22年 中村和長(128人)耐震工事・生徒棟壁面塗装工事・放送設備工事完工、体育館裏駐車場完成、文科省指定道徳教育実践事業

平成23年 中村和長(122人)50周年記念寄贈品披露式典(体育館大スクリーン)

平成24年 松本弘二(112人)藤井瑞樹選手ロンドンオリンピック銀メダル受賞記念碑除幕式(11/13)

平成25年 松本弘二(118人)プール大規模改修工事、町指定ICT活用研究発表会

平成26年 松本秀一(132人)

平成27年 松本秀一(136人)屋上雨漏り防止工事、体育館天井落下防止工事

平成28年 沖村 巧(117人)熊本地震、熊本県図工・美術研究大会

平成29年 沖村 巧(110人)俳句教室

平成30年 古田利也(107人)プール床張り替え工事

平成31年(令和元年)古田利也(106人)5月1日改元、新型コロナウイルス感染症対策のため臨時休業(3/2~3/24)

 

【湯浦中の歴史3】020428

いよいよ時代は平成に入ります。空欄の年度はさらに調べて、後日「本校の教育」のコーナーにアップします。(H)

平成元年 大石正雄(299人)普通教室2階廊下結露防止工事、警備システム設置

平成2年 大石正雄(277人)結露防止工事(1・2・3階廊下、階段)、運動場南拡張部整地

平成3年 斎藤 潔(271人)渡り廊下塗装工事、結露防止工事(1・2・3階)、体育館照明増設工事、パソコン5台購入

平成4年 斎藤 潔(273人)芦北町・韓国児童生徒国際交流、パソコン教室設置工事完了

平成5年 荒川治之(295人)複式学級設置、パソコン教室冷房設備設置、町指定学力充実研究発表

平成6年 山崎望良(303人)運動場南側土盛整地工事

平成7年 山崎望良(300人)体育館ステージ内装工事完了

平成8年 山崎望良(277人)インターネット配線、貯水タンク取り換え工事

平成9年 村田晃治(295人)県指定学力向上研究推進校(フロンティアスクール)、プール改修工事

平成10年 村田晃治(293人)創立50周年記念式典、校旗寄贈・紅白モクレン植樹(実行委員会)

平成11年 村田晃治(283人)

平成12年 谷村洋征(255人)

平成13年 谷村洋征(243人)運動場北側防球ネット設置、県中学校進路指導研究会会場

平成14年 谷村洋征(230人)

平成15年 楠原眞幸(211人)県租税教育研究指定校発表会 

平成16年 楠原眞幸(208人)文部科学省長期宿泊体験(あしきた青少年の家)

平成17年 本山 嵩(197人)キャリア教育研究指定、施設アスベスト使用による学校給食休止

平成18年 本山 嵩(196人)

平成19年 本山 嵩(170人) 

平成20年 松原惠治(158人)地震緊急放送設備工事、屋内運動場落成式(3/12)

 

【白熊のはく製】020427

 湯浦中の玄関に入るとまず目に留まるのが、迫力ある「白熊の剥(はく)製」です。日付を見ると、昭和52年3月1日(前任の古田校長先生が中学1年生の時)に、北海道の東洋建設株式会社社長の木藤義夫様より寄贈されたもののようです。学校日誌を調べましたが、寄贈いただいた詳細は分かりませんでした。学校沿革誌には「白熊」ではなく「熊の剥製」とあります。まさか40年の間に白くなったということはないでしょうが、いろいろと気になります。どなたかご存じないでしょうか?(H)

【藤】020426

大野小学校HPに「バス停からの階段の藤のトンネルがきれいです。」という記事が(4/17)アップされていました。湯浦中も負けじとばかり掲示板にK先生作の藤を咲かせました。ちなみに「藤」の咲く様子は「稲」が豊かに実っている姿と似通っています。当時、臣下で最も高い位にあった中臣鎌足が天智天皇からいただいた「藤原」の名字は、日本の代表的作物である「稲」を表しているそうです。(H)

【信頼と信用】020425

 臨時休業により子どもたちだけで情報端末を使う機会や時間が増えているかと思います。

以前、バイトテロと称される不適切な動画による事件が相次いで発生したことを記憶されている方も多いかと思います。仲間内だけの悪ふざけが、他者によって全世界に発信され、自分のみならず家族まで特定され全世界にさらされる。就職の際に、過去にアップした発言や画像がすべて調べられる。本人は匿名のつもりでも、どの手段よりも確実に本人が特定できるのがネットの特性です。

 SNSで知り合った人に実際会ったことがある人の割合は29%。約3人に1人ですから、自分の子どもは関係ないというレベルではありません。わが子も巻き込む、巻き込まれる可能性があると疑ってかかることが、子どもの安全を担保することになります。

 買い与えた者として、責任と覚悟は必要です。自動車はそれぞれが好き勝手に運転すると事故につながります。人の命を奪うこともあります。だからルールがあり免許が必要です。SNSも命を奪うことにつながることがあります。免許にあたるのは家庭のルールです。

 免許を取って安全運転をしていても事故は発生します。誤解がないように聞いていただきたいのですが、SNSに関しては子どもを「信頼」はしても「信用」はしないことが大事です。それが、子どもの命を守ることにつながります。(H)