校長室ブログ 今日の東天
デートの日の天気予報が外れた話
タレントの関根勤さんと片岡鶴太郎が、
NHKのラジオ深夜便という番組で対談しておられました。
何事もポジティブに考えるたちだという関根さんが、
若いときに彼女とデートした話をされていました。
*****
19歳の時、
天気予報が雨だったので、
傘を持って1日デートして。
それで最後の喫茶店で.
(彼女が)「あぁ傘持ってきて損しちゃった」と言うので、
「あーそうなんだー。
でもさぁ、デートが晴れてよかったねって言う風な展開にはならない?」
と言ったら、
「だってかったるいんだもん」て言うから、
この人の考えには僕がついていけないなと。
一事が万事、将来何かあったときに
そういうマイナスな思考でお話しされたら、
俺はついていけないなぁと思って、
それから連絡をしなくなったの。
*****
なるほど、同じ天気予報が外れても、
愚痴っぽくとらえてしまうのと、
機嫌良く考えるのでは、
やっぱり違うなぁと思いました。
天気予報が雨だから、傘を持って行くのと、
コロナの警戒レベル2だから、
マスクをして生活するというのは、
全く違う話とは思えません。
マスクしてて、かったるい、損したとは思いませんが、いかがでしょうか。
感染が食い止められて事なきを得られたら、
これで済んでよかったな、と思え日が来るのではないでしょうか。
「あれは何という動物か?」
英国人のキャプテン・クックが
エンデバー号での航海の果てに
その新大陸に降り立ったのは、
1770年、42歳の時でした。
後にオーストラリアと呼ばれることになる新大陸には、
ヨーロッパ人が見たこともない、
奇想天外な動物がいました。
その動物は、手は短く、脚は大きく
そして何といってもクックが仰天したのは、
お腹にポケットを持ち、
そこに子どもを入れて移動していたのです。
そんな動物が草原をぴょんぴょんと跳ね回っている光景に
目を見張ったクックは、
先住民アボリジニの一人に
「あれは何という動物か?」と尋ねました。
すると、その先住民は
キョトンとして
「カンガルー」と答えました。
クックは英国本国に帰ると、
この珍しい動物カンガルーのことを
自慢げに報告したそうです。
当時はまだ、誰も知りませんでした。
「カンガルー」とは、
先住民の言葉で
「私は知らない」という意味だったことを。
この話は、UFOで地球に飛来した謎のエイリアンと
なんとかして会話しようとするSF映画「メッセージ」に出てきた話でした。
このように、コミュニケーションとは難しいものですね。
コショウ会社、業績回復の秘策
コショウと言えば、
豚バラには塩コショウ、ステーキにはブラック・ペッパー
だご汁にはゆず胡椒。
いいですね。
さて、何の話かと思えば、
食卓用のコショウ(小瓶に入ったもの)を販売している、
ある会社の業績がひどく不振になったそうです。
売り上げを伸ばし、赤字を解消しなくては会社のピンチです。
そこで、この会社の人はある秘策を思いつき、実行しました。
すると、
何ということでしょう!
あっという間に売り上げは増え、みるみるうちに赤字は解消されたそうです。
さて、このコショウ会社の秘策とは何だったのでしょう??
皆さん、ちょっと考えてみてください。
正解は
コショウの瓶の
コショウの出る小さな穴を
ほんの少し大きくしたというのです。
各家庭でほんの少しずつコショウをかける量が増え、
コショウの消費量が増えて、
売り上げが上がったそうです。
なあんだ、そんなことか、という答ですが、
「ちょっとインチキっぽい商法だな」と思われますでしょうか。
私は、ちょっとピリッとして、にこっとする、いいアイデアのように思えます。
結局、各家庭で料理をおいしく食べることができれば、いいですよね。
今日は、こんな粋なアイデアが何かないかなと思いながら、過ごしています。
あなたならどうする「日本のごみ箱をもっと増やして!」②
(つづき)
昨日の記事「日本のごみ箱をもっと増やして」という新聞投書を資料とした、
1年生での道徳の授業のつづきです。
授業では、投書を読んで、生徒たちにまず自分の意見・理由を書いてもらいました。
河本さんはこの時点で
「まだ使えるものもすぐ捨ててしまいゴミの量が増える」
「ごみ収集車で集める人がたいへん」
「ごみ箱がなかったら家に持ち帰って捨てればいい」
「ごみ箱をたくさん置くと日本のきれいな景色に、ごみ箱が目立ってしまう」
など、いくつもの多角的な視点から意見をメモしていて、びっくりしました。
そして、フリーにお互いの意見を交流しました。
その後、ミニ・ホワイトボードに意見を書いて、黒板に掲示しました。
「ごみ箱を増やす」に賛成の理由では、
「ポイ捨てがなくなるから」が多かったようです。
また、反対の理由では、
「ポイ捨ては人の意識による」という理由に集約できました。
私は「ごみ箱が増えたら、ポイ捨てがなくなるって本当でしょうか」
と全体に投げかけてみました。
次に、道徳の教科書に載っている賛成・反対の3つの意見を読みました。
Aは「観光名所や公園には設置して」という、投書への賛成意見です。
Bは「ごみ箱の完全撤去を希望します」という反対意見です。
ごみは「各自が責任をもって処分すべきではないでしょうか」という強気の意見でした。
Cは「街にごみ箱がないと落胆せずに、ごみを持ち帰ることも考えてはどうでしょうか」、
ごみ箱が少なくて戸惑う外国人観光客には「環境を守るために持ち帰りましょう」と
伝えていきましょう、という意見でした。
ここまで交流したり、黒板に張られたホワイトボードを見たり、
A~Cの意見を読んだりして、
最後の自分の結論をもう一度まとめてもらいました。
はじめの考えからすると、みんな考える視点が広がり、感心しました。
いくつかの意見を抜粋して紹介します。
賛成「意見Bの自分の出したゴミは自己責任で、という意見は少し共感しました。
しかし、私たちの学校でも、マスクをごみ箱に捨てるなど、呼びかけてもなおりません。
ならば、観光客のためにも、ごみ箱を増やした方がいいと思います」(生嶋くん)
自分の身近な問題と関連させて考えていますね。
反対「ごみを、そこらへんで簡単に捨てられるようになると、
街にポイ捨てをする人々の意識が弱まり、
よけいに環境が汚れるようになると思います」(冨永さん)
反対の人の代表的な意見です。
では、意識を高めるためには、できることはないのでしょうか。
大人でも頭を悩ます問題ですね。
そこまでは、今日は難しかったようですね。
最初は賛成でしたが後で反対に変わったという人も何人かいました。
そのうちの一人です。
「ごみ箱はたしかに、カラスなどがあさると衛生面でよくないし、
身体の不自由な方々のじゃまになります」(大田さん)
公徳心だけでなく、公共の福祉にも視点が広がってきました。
1時間の授業で、生徒の皆さんは、いろいろな視点で考え、
他の人の意見から何かを学んでいました。
授業の最後には、
公徳心、ルール、個人の意識と社会問題、環境問題などに関する最近の出来事から、
2つのニュースを紹介して、終わりました。
「じゃあ返します」買い物カゴ持ち去り急増…レジ袋有料化で被害相次ぎスーパー悲鳴
GoToイート悪用に飲食店悲鳴 「トリキの錬金術」!? で1000円分のポイントゲット…荒稼ぎ防止に条件見直しへ
社会の出来事にも関心をもって、自分なりに考える習慣がついてくれればと思います。
あなたならどうする「日本のごみ箱をもっと増やして!」①
昨日、1年生に道徳の授業をさせていただきました。
本校では、道徳教育推進教師の杉本先生の肝煎りで、
道徳の「ローテーション授業」が行われています。
全部の先生方は、他学年の道徳の授業を、ローテーションで行うという、
過酷な?システムです。
校長も例外ではなく、昨日1年生の教室におじゃましたところです。
「だれもが気持ちよく過ごせる社会を目指して」
というテーマでの授業でした。
皆さんも次の新聞投書を読んでみられてください。
*****
日本のごみ箱をもっと増やして
例えば、鼻をかんだとき。
テイクアウトのコーヒーを飲み干したとき。
ごみを捨てる場所を探しても近くになくて、落胆する。
街にごみ箱がないのだ。
日本ではあちこちで「ごみは自分で持ち帰ろう」といった看板やポスターを目にする。
しかし、草むらなど人目につかない場所には、捨てられたごみが多い。
人が少ない場所に放棄するのは、捨てることに多少の罪悪感があるからだろう。
短期留学で米国に行ったとき、ごみ箱の多さにおどろいた。
大学構内でも三十歩で次のごみ箱にたどり着く。
観光地でも地面に落ちたごみはなかった。
ごみ箱は錠やふたが付いており、ごみ収集車が常に巡回。
ごみ箱と周囲は、いつも清潔に保たれていた。
観光立国を推進する日本には、今後、さらに外国人観光客が訪れるだろう。
ごみ箱が常に周囲に存在する環境で育った人たちは、戸惑うのではないか。
ごみ処理はモラルに任せるという姿勢では限界がある。
より多くのごみ箱を設置してほしい。
*****
この文章を読んで、あなたはどう考えますか。
1年生には、
「私は、日本の街の中にもっとごみ箱を増やすことに(賛成・反対)です。」
という書き出しで、賛成か反対かの立場に立って、意見を書いてもらいました。
その結果は、明日のこの欄でご紹介します。
(つづく)
★★牛深東中文化発表会のお知らせ★★
10/12(日)に以下の通り、牛深東中学校文化発表会を開催します。
保護者の皆様、地域の皆様、多くの皆様のご参観をお待ちしています。
〈発表会プログラム〉
「天のかけ橋」リーフレット
天草地域特別支援連携協議会より天草地域の特別支援教育推進についての理解・啓発のためのリーフレット「天のかけ橋」が配付されております。ご一読いただけると幸いです。
★6月は食育月間です。
6月の「給食だより」に「食育月間」や「食育」について掲載されています。
「給食だより」をぜひご覧ください。
★天草市消費者生活センターからの注意喚起です
ご一読ください。
★天草市教育委員会より
「天草市における
『学校部活動の地域移行』
に関する進捗状況について」のお知らせがありました。
資料を添付しておりますので、ご一読ください。
Let’s go to the library!!
【展示】だれかに教えたくなるイグ・ノーベル賞&ノーベル賞【募集】
廊下の展示コーナーに、[だれかに教えたくなるイグ・ノーベル賞&ノーベル賞]コーナーを作りました。
イグ・ノーベル賞、ノーベル賞に関する本を置いています。
(展示中の本も借りられます)
【募集中】もし、だれかに教えたくなる研究を見つけたら、備え付けの用紙に記入して、みんなに共有してみませんか?
放送で紹介したのは、「集中していると目の前をゴリラが横切っても気付かないことがあると証明した研究」でしたが、
今日『わらって、考える!イグ・ノーベル賞ずかん』(古澤輝由/監修、ほるぷ出版)をふと開いたページに載っていた研究は…
「10代の若者に、どれくらい鼻くそをほじるか聞いてみた研究」
でした。
研究結果は…76ページをご覧ください。
みなさんも、気になる受賞研究を見つけたら、ぜひ教えてください。
【おいしそう…】特集コーナー
芸術の秋、スポーツの秋、そして…
食欲の秋ですね。
現在の特集コーナーは【おいしそう…】コーナーにしています。
ここで本を眺めてみなさんお腹をならしていってください。
(気になる本はぜひ借りてみてね)
【今週のくまTOMO】ごみ / 鳥
3月16日のくまTOMOの記事から、
「健康へのえいきょう心配 プラスチックごみ」
「KUMAMOTOとりさんぽ 県農業公園 春の合志市を散策」
をピックアップして関連図書を集めました。
鳥の本は、眺めるだけでも楽しいです。
『366日の誕生鳥辞典』は、その鳥にまつわる伝承や由来を元に誕生鳥が制定してあり、自分の誕生日の誕生鳥はどんな鳥か調べたり、自分と似ているところはあるか想像してみたりして楽しめる本です。
御所浦のイベントにあわせて…
御所浦の、恐竜の島博物館で一周年記念イベントが3月15日にあるそうですね。
現在、図書室前の廊下には、
イベントにいらっしゃる小林快次さんの著書
・『ぼくは恐竜探険家!』
・『恐竜時代』、
小林さんも監修者の一人である『NHKスペシャル恐竜超世界IN JAPAN』
と、そのた恐竜関連の本を並べて置いています。
気になる方はぜひ借りてみてください。
「アスクレピオスの杖」
校長先生から紹介された、「アスクレピオスの杖」のお話について振り返ってみたい方、
図書室にある『世界の神々大図鑑』(グラフィオ/編集、金の星社)をご覧ください。
NDC 164 (神話、神話学)
※現在は特集コーナーに置いています。
【くまTOMO】不登校/いじめ
今回のくまTOMOの中から、
「不登校34万人 増加続く」
「いじめも過去最多」
の記事に注目して、関連する本を集めました。
気になる本があったら、ぜひ借りてみてください。
※冬休み特別貸出中!一人5冊まで借りることができます。(返却は1月10日まで)
【くまTOMO】世界遺産/走り方
今回のくまTOMOの中から、下記の記事に注目して、関連本を集めました。
・「親子走り方教室」
・ナスカの地上絵
左側に走り方の本、陸上関連の本、右半分には世界遺産の本を置いています。
☆パラパラとめくってみたり眺めてみたりして、気になる本があったらぜひ借りてみてください。
【くまTOMO】氷
今回のくまTOMOから、「氷の不思議」の記事に関係する本を集めています。
氷に関する本。
『空想科学読本』には、氷を操るキャラクターを科学的に解説しているページがあります。
氷のキャラクター、みなさんは誰が思いつきますか?
【くまTOMO】猫島(湯島)/ノーベル賞
今回のくまTOMOから、湯島の記事とノーベル賞の記事に注目して、関連する本を集めています。
湯島に関する本は、熊本日日新聞社が発行した『猫島ありのまま』がありました。
ノーベル賞に関する本は、ノーベルさんのこと、ノーベル賞を受賞した人々の本を集めて置いています。
(ここの本ももちろん借りることができます)
コラボ給食
今週の給食は、図書とコラボしたメニューでしたね。
火曜日の給食で紹介された『食堂かたつむり』と、
水曜日の給食で紹介された「めぐろのさんま」が読める『落語ものがたり事典』
を廊下の特集コーナーに集めました。
また、「ごはん」に関するお話がたくさん載っている、『つやつやごはん』も一緒に置いています。
物語と食をいっしょに楽しみましょう。
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