令和7年3月9日(日)、青空から穏やかな陽の光が照らす、春うらら。 皆さまの御陰をもちまして、第20回卒業証書授与式を挙行することができました。49名の卒業生一人一人が立派に胸を張り、晴れやかな表情で巣立っていきましたことをご報告致します。
国内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されたのは、5年前。 卒業生が小学4年生の時です。店頭から消えたマスク、東京オリンピック延期、特別措置法に基づく緊急事態宣言、外出自粛要請による臨時休業、3密を避ける新しい生活様式、ワクチン接種、Go To トラベル、ウィズコロナ、テレワーク、二度目の緊急事態宣言、2023年の「5類感染症」移行、アフターコロナ‥‥と、子ども達は新型コロナの影響を受け、多感な時期をマスク越しに過ごし、友人や先生の表情を十分に見ることができないままに制限された学校生活を送ってきました。行事の縮小や中止、自由な交流の制限等により、貴重な経験を十分に積むことが難しい時期もあったかもしれません。 しかし、そんな環境の中でも、さすが牛中生。『飛翔』をスローガンに「明るく」「元気に」工夫しながら学び、跳び、駆け回り、仲間と支え合いな...
くりかえし 米田啓祐
きのうも朝おきてふくをきた さむさにふるえながら きょうも朝おきてふくをきる つめたさにふるえながら めんどうだから ずっとふくをきたままでいたいって?
きのうもやった教室のそうじ 消しゴムのかすまではきあつめて きょうもやる教室そうじ すみの方までぞうきんでふいて めんどうだから 一週間まとめてやりたいって?
くりかえし くりかえし まいにちまいにちのくりかえし おなじようなことのくりかえし 心をこめてくりかえそう 楽しくなるまでくりかえそう 自分がかわるまでくりかえそう
米田啓祐氏は、昭和14年に兵庫県に生まれ、赴任した学校で「いのちの教育」の実践者である東井義雄先生と出会い、深く感銘を受けます。両氏は
「本物は続く。続けると本物になる」
「させられる仕事からする仕事に変わるとき、苦しみは喜びに変わり、生きがいに眼を輝かせる」という金言を残されました。
物事の神髄に目を向け、苦しくとも自ら求めて行動すること。やるべきことを、毎日、自ら喜びをもってあたり前にくりかえすこと。その継続の先に、描く理想や生きがいが待っている。 二人の先駆者は、そんなことを示されてい...
10月20日(日)に学習発表会・合唱コンクールを開催しました。写真は見事「金賞・最優秀賞」に輝いた3年2組です。11月19日の郡市音楽会に学校代表として出場します。「最優秀指揮者賞」に3年生 宮内くん、「最優秀伴奏者賞」には2年生 濱石くんが選ばれました。おめでとうございます。 この一ヶ月、音楽の授業はもちろん、朝や昼休み、放課後と、校舎全体から湧き出るような美しい歌声。心を揺り動かすピアノ伴奏。気持ちや表現を引き出そうとする指揮者のかけ声。日に日に上達する合唱に耳を澄ます極上の時間を過ごしました。本番当日は、まさに「感動」。懸命な姿に涙が出ました。 合唱は、日常生活そのものが如実に反映される「常を映す鏡」と言われます。求められるものは、音楽的な技術の高さではなく、仲間を信じ支える強さ、仲間を愛する心の深さ。合唱は一人ではできない。仲間がいるからこそ成立する。口を開けて体全体で表現する生徒たちの姿から、大事なことを学びました。 また、1年生「ふるさと天草(牛深)学習」、2年生「職場体験で学んだこと」、3年生「牛深ハイヤ」の発表も見事でした。課題追究を図る姿勢がうかがえました。事業所の...
「忘れもの」 高田敏子
入道雲にのって 夏休みは いってしまった 「サヨナラ」のかわりに 素晴らしい夕立をふりまいて
けさ 空はまっさお 木々の葉の一枚一枚が あたらしい光と あいさつをかわしている
だがキミ! 夏休みよ もう一度 もどってこないかな 忘れものをとりにさ
迷子のセミ さびしそうな麦わら帽子 それから ぼくの耳に くっついて離れない 波の音
以前、小学校国語の教科書に載っていた詩です。 まだまだ世の中は茹だるような残暑の最中ですが、この詩を読むと、遠い少年時代に感じた夏の終わりの物悲しさと黄昏の涼風を思い出します。 机の端には手つかずの夏休みの友と絵日記帳。「毎日、絵日記にするようなイベントがあるわけないだろ」と、ため息と涙の混じった独り言をつぶやいた8月31日。ハンコがズラッと並んだラジオ体操カード。名前が薄く残った白いプラスチックのプールカード。すっかり色褪せた野球帽。アイスキャンデーの30円当たりバー。箱に少し残っている2B弾と、金具が錆びた水中メガネ。靴底の砂と3回目の皮がはげた日焼けの痕‥‥。夏休み中は「サザエさんは愉快だな~♪」の曲にも、寂しい気持ちにはなりませ...
台風による臨時休校で9月2日(月)にずれ込んだ始業式でしたが、44日間の夏休み期間(臨時休校で4日プラス)大きな事故もなく、日焼けしてちょっと逞しくなった生徒達と一緒に、無事に2学期のスタートをきることができました。 始業式の校長講話では、〇受験に向けていよいよ本格始動の3年生には、思いつきの瞬発的な努力ではなく、コツコツとした息の長~い少しずつの努力の継続こそが大切であること。〇次期リーダーとして成長が期待される2年生には、自分を振り返るとともに、先輩が目指してきた生徒像を確認し、牛中の「顔」としての自覚を持つこと。「きちィ」「だりィ」はダメ。自転車二人乗りなど違法行為は地域が見ている。〇持ち前の明るさで成長著しい1年生には、中学校生活に慣れてきた今だからこそ返事、挨拶、宿題を意識し、一人一人が確実に実践していくこと。先輩達と先生の、期待を込めた視線がいつも注がれていることを忘れない。ということを話しました。そのためには、親や家族、友達、先生や先輩、地域の方の話をしっかり「聴く」ことが大切!①「耳」で聴く 誰のために言ってくれている言葉!? 聴こうという意識を持つ。②「目」で聴く ...
私には、百歳の天寿を全うした祖母がいました。若くして連れ合い(祖父)を病気でなくし、女手一つで子ども二人(母と叔父)を育て上げた肝っ玉ばあちゃんです。母も叔父も、写真の父親(祖父)しか知らないと言っていました。
教師だった祖母の影響を受けて、私も同じ道を選びました。 ばあちゃん子だった私は、祖母の布団に潜り込んで聞く「昔話」を楽しみにしていました。愉快な話、訓話、不思議な話、怖~い話などいろんな話をしてくれるのですが、どんな話も最後は決まって「神様、仏様、世間様のお陰さまで」で締めくくります。
「おかげさま」 上所(かみどころ)重助
夏が来ると 冬がいいという
冬になると 夏がいいという
ふとると やせたいという
やせると ふとりたいという
忙しいと 閑(ひま)になりたいといい
閑になると 忙しいほうがいいという
自分の都合のいい人は よい人だとほめ
自分に都合が悪くなると 悪い人だと貶(けな)す
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
世帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満に明け暮れ
隣を眺めて愚痴ばかり どうして自分を見つめないのか 静か...
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