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ひめど「つなぐ」集会

写真:4枚 更新:2020/07/08 作成:2020/07/08 学校サイト管理者
48年前の昭和47年7月6日に天草大水害が起こりました。犠牲になられた方は100名を超え、姫戸町だけで45名もの方が亡くなる大きな災害でした。命からがら助かった方も、家が流されたり倒壊したりして、大変なご苦労をされ、復興を果たされました。そのことをふるさとの歴史として未来に引継ぎ、さらには防災意識を向上するために、「7.6天草大水害ひめど『つなぐ』集会」を行いました。3人の当時を知る方々に来ていただきました。姫中の地域学校協働活動推進員の竹本健朗さん。竹本さんは当時他県で働いておられたそうですが、一報を受け、翌日姫戸町に帰ってこられたそうです。現在は公民館長としてもご活躍ですが、先日の特別警報発令時は近所のお年寄り一軒一軒に声を掛けられたそうです。平田実さんは、当時姫戸小牟田分校の6年生で、姫戸の奇跡と言われた児童全員が助かったという経験をされています。ご自身も濁流に流され、九死に一生を得られました。木造校舎の床が彎曲し盛り上がってくるなどの予兆があり、避難後、校舎は流されてしまったそうです。細木隆広さんは当時ヤマハ工場にお勤めで、同僚の方も犠牲になられました。ご自身も濁流に飲まれ流され、九死に一生を得られました。家も跡形もなく流されたそうです。皆様が、助かった命だからこそ大切にしなければならないと生きてこられ、現在お孫さんがいらっしゃることに感謝しておられました。だから、何よりも命を大切にした行動をしなければならないこと、「生きる力」をつけること、そのためには毎日の授業や行事、生徒会や掃除、スポーツなど目の前のことにしっかりと取り組むことが大切だと教えていただきました。